ラフレター from オーストラリアのアデレード

アクセスカウンタ

zoom RSS レター # 240 12月28日(水) ホットでホッとな年の瀬の話

<<   作成日時 : 2011/12/28 22:00   >>

ナイス ブログ気持玉 1 / トラックバック 0 / コメント 0

 ヒヨとオトには今年もサンタクロースが無事やってきた。
 でも、サンタは今年も大変だった。

 1ヵ月も前からヒヨには「サンタにプレゼントして欲しいものを、わかりやすいように紙に書いて部屋に貼っておきなさい」と父はこの時期毎年恒例の指示を出しておいたのだが、8歳ともなると女子は素直に行動しなくなるものなのだろうか。そのうち、プレゼント費用捻出のため大忙しとなってしまった我が家の惨多、もといサンタはすっかりプレゼントを準備する余裕もないまま、気がつけばクリスマスまであともう3日。まだ紙を貼っていないヒヨに、仕舞いには「早く書きなさい!」と大声を上げてしまったが、実は本人は紙には書いていたものの、父には見られたくないと、隠していたようだった。父が見ないとサンタには伝わらないのに……。(もしかしたら、ヒヨは父とサンタの関係を試そうとしていたのか??)。

 果たして、クリスマスの3日前にようやく「サンタへの手紙」を目出度くゲットした父だが、手紙を開いてみて再びビックリ、ドッキリ。そこには、とうに卒業したはずの「バービー人形」が欲しいと書かれていたのであった。
 「(お前、何故またそこに戻る……)」
 本人のことを真剣に考えた場合、本人が希望したものをそのままサンタにお願いするべきか、もしくは人生の先輩として少し気を効かせて一ひねりした方がいいのか……。でも思いっきり外してしまったときの暗いクリスマスの空気を想像すると、一ひねりの冒険をする勇気など出るはずもない。書かれているリクエストに合うものを忠実に探し出すべく、限られた時間の中でとにかく思いあたる店に直行するのみである。

 リクエストの難易度は意外に高かった。
 「とてもかわいいバービー人形。犬や猫も一緒。ベッドやワードローブもあって、服や靴も最高にかわいいの♡」。きっとそれらが1セットになったキャンペーン品のようなものがあるのだろう、と考えた父は浅はかだった。暑さの中いそいそと7軒のスーパー、デパートを走り回ってもそんなものにお目に掛かることはできず、最後は父の趣味で選んだ美人系のバービー人形と犬の人形がセットになったものと、別途着替え用衣装セットで勘弁してもらうことにした。
 でもこういうとき、実はクリスマスは結構気楽である。選んだのは父のセンスではなく、サンタなのだから。

 クリスマスに向かって高まっていく街ゆく人々の熱気と外の気温。アデレードのクリスマスイブの最高気温は34℃となり、夜中になっても気温はあまり下がらずに熱帯夜となったのだった。夜中の12時でも30℃は超えていた。
暑さに寝付くことのできないヒヨは「暑い、眠れない」と家の中をさまよう。ラッピングなどの準備をこそこそとしていたときも、もしかしたら見られたかもしれない、と冷や汗ものだった。
 準備を終えていざ寝ようとすると、今度はこっちが暑くて眠れない。我が家で唯一クーラーのある部屋はプレゼントが準備されたクリスマスツリーがあるリビング。そこに避難するわけにもいかずに、深い眠りに落ちることもできないまま、朝6時にはヒヨに「クリスマスツリーまで一緒に来てくれ」と起こされてしまうのだった。
 夏のサンタは結構辛い。

 なにはともあれ、サンタのプレゼントをヒヨはたいそう気に入ったようで何よりである。オトも“DIYが男の甲斐性”のようなオージーらしい「工具セット」のおもちゃをもらって大喜びだった。おまけに、二人にはジイジ、バアバ、おじいちゃん、おばあちゃんサンタたちからも大量のおもちゃが空輸され大興奮。まさに盆とクリスマスが一緒にやってきたような騒ぎだった。

 かくして、今年もクリスマスは楽しく過ぎて行ったが、あと何回ヒヨはサンタをドキドキして待ちながらクリスマスを迎えるのだろう。もしかしたら今年が最後だったかな、いや、実はもう知っていたりするのかもしれない、サンタの正体を。これからは親にとってドキドキのクリスマスとなっていくのかもしれない……。

画像

       「いい子にしてないとサンタ来ないよ!」は、もうしばらく使えない……。



 クリスマスが終われば、あとは正月。
 「オーストラリアではクリスマスツリーはクリスマスが終わっても12日間は片付けないことになっている」とどこからか聞いてきたヒヨの訴えを、「日本人はクリスマスツリーを片づけないと正月を迎えられないんだ」と一蹴してツリーを撤去した我が家。2011年の幕までカウントダウンに入った。

 今年はヒヨとオトの日本への逆留学、家族での一時帰国、父の一人引越し、ヒヨの転校など、我が家には大きな出来事がいくつもあった。
 ヒヨに2011年はどんな年だったかと尋ねると「LearningとChangeの年だった」と一丁前なことを言った。でも実際そうだろう。短い期間に環境が度々変化し、そこで新しいことを吸収し、学び、自分を適用させていくことは大変だったと思う。家では怒られっぱなしのヒヨだったが、振り返ってみれば本当によく頑張ったと思う。
 オトも会話ができるようになったのは2011年の出来事。子どもたちの成長は本当に速く、そして頼もしい。
 そして、妻も。
 「私が働くから引っ越そう」と言ってしまった責任をしっかり取ってオーストラリアに来て初めて働きだした妻。種まきの仕事をきっかけに、今では同じ施設内の他の人たちからも仕事をもらえるようになって忙しくも充実した毎日となってきているようだ。(「働いた後のビールはウマイ!」そうである)。
頼もしい限りである。

 我が家をサポートしてくださっている数多くのみなさま、本年もありがとうございました。
 良いお年をお迎えください!
 そして、2012年もよろしくお願いします!



P.S. アデレードの元旦の予想最高気温は39℃。ゆっくりと酒でも、などとは言っていられそうにない……。













テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 1
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
レター # 240 12月28日(水) ホットでホッとな年の瀬の話 ラフレター from オーストラリアのアデレード/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる