レター # 250 9月26日(水) オトの卒園の話

 「How old are you?」
 お買いものごっこで店員役をするヒヨがお客さんであるオトに親しげに質問する。
 オトは嬉しそうに答える。
 「ワンハンドレッド!」
 大きいことは偉いのだ、と考える年ごろになったのか、最近オトは数字で100を書いたり、ワンハンドレッドと口にすることが多い。そう言われてみると800歳ともいわれるスターウォーズのヨーダばりの風貌のオトだが、親の記憶が正しければオトはあと2週間でやっと5歳を迎える幼児である。

 ヒヨとともに昨年の日本短期留学で人間的にも言語的にも急成長したオトは、2011年6月にアデレードに戻るとすぐに保育園と幼稚園に本格的に通うようになった。最初は抵抗もあったようだが、マイペースを保ちつつ新しい社会に馴染むようになって親友と呼べる友達もできた。セバスチャンという男の子だが、父が「今日はセバスチャンと遊んだのか?」と聞くと、「NO! セバスティア~ン」と発音を直されて会話が終わってしまう毎日である。
 ここ1年のオトの成長はまた目覚ましいものがあるが、5歳の誕生日を過ぎるとレセプションと呼ばれる小学校0年生になるオーストラリアで、オトは保育園も幼稚園も先週無事卒園したのであった。日本人から見ると“海外”らしいことに、保育園や幼稚園でも紙製のグラデュエーションハットでそれぞれ卒園を祝ってくれたようだが、家に帰ってきても帽子を被ってどことなく誇らしげなオトが少し大きく見えたのは親の欲目であろう。

 ともかく、10月4日に5歳となるオトは、その翌週にスタートする4学期から晴れて小学校0年生として、いよいよもう一歩進んだ社会人となる。親としては何だか妙な気分だが、本人は学校のユニフォーム(といってもポロシャツにズボンだが)を着て、学校のマークの入ったリュックを背負ってヒヨと同じ小学校へ通うことをとても楽しみにしている。

画像

                 卒園だぜぇ~!


 覚えきれないオトの数々の珍語録の中に父が好きなものがある。
 「ぜんぶ寝た」。

 自分でも納得するほど充実した睡眠を得てスッキリと目覚めた朝にオトが発していた言葉だ。「いっぱい寝た」とか「よく寝た」という普通の表現を覚えてからは言わなくなってしまったが、何だかこれ以上ないほど精一杯寝たという満足感がリアルに伝わるようでおもしろい。きっと本人にとってはそんなノリで保育園も幼稚園も「ぜんぶ」楽しんだのだろう。

 オト、卒園おめでとう! これからも「ぜんぶ」楽しんで生きて行ってくれ。
 父は君の言動が「ぜんぶネタ」になるよう期待している。







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この記事へのコメント

須佐紀雄
2012年09月28日 00:04
卒園おめでとうございます!
もう卒園なんですね!
うちのは年中さんが来年の3月まで。
次が年長さんだから小学校なんてまだまだです。
オーストラリアは早く感じますね。
2012年10月01日 22:16
須佐さん、

ありがとうございます!
須佐さんに負けずに(!?)、2人のお子さんも大きくなっているのでしょうね。
でも、「年中さん」「年長さん」という響きはいいですね。着実に成長している感じがするし、年功を意識する日本的な気持ちが伝わってくるようで!

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